第3話「あかぐろい雨」

「暑い...暑い...」


私は今砂漠の中を歩いていた。

回り1面全て砂、最初は休憩に砂のお城とか作ってたけどさすがに飽きちゃった。

しかも人間も合わないから暇が続いてる。


「暇〜...暑い...」


そう愚痴をこぼしてながら前を歩いていると、遠くの砂の中から巨大な口を持ったミミズが出てきたとい思うと、再び砂の中に潜って言った。


「暇つぶしできるかな〜」


私は見えた方向に大きな剣を引きずりながら走っていく。

さっき見えたところに着くと何も無かった。


「あれ?」


私は見間違えたんだと思ってまっすぐまた進もうと歩を進めようとすると、立ってるところが揺れたかと思うと、大きな剣と共に私が空中に浮かんでいた。真下を見ると大きな口だけがあり、次の瞬間、私の視界は真っ黒になった。


目が覚めるとまた砂漠の中にいた。


「殺せるかなぁ?」


そう口に出すと、また真下の砂が揺れ始めた、私はあわてて前に向かって走る。そして空中に飛ばされると口の所からギリギリ離れていたから、私は巨大なミミズに大おおきな剣を突きさして、持つ所にぶらさがる。


「いけ...」


言い終わる前に、突き刺した大きな剣がダメージの数字を出しながらまっすぐ落ちていく。

私は大きな剣を強く押しんで、これ以上落ちないようにするけど、数字の数がさらに多くなるだけで転落するスピードは変わらなかった。

ふと上を見ると、大きな剣が切ったところから赤い液体が吹き出していた。

いつの間にか空に放り出され砂の中に落ちても私は上を見ていた。


赤い雨のようだった。


綺麗だった。


ザァーっと周りに赤い液体が落ちていく。


ミミズは暴れながら地面に潜って行った。

そんなことはどうでもよかった。

赤い雨が降やむまで私は上を見続けた。

とても綺麗だったから。


「あー」


好奇心で大きく口を開けて、赤い液体を飲んでみる。

美味しかった。

しかも体が少し軽く感じる。

もう少し飲もうとさらに大きく口を開けたとき、後ろから何かに刺されて、お腹が空いた。


「ぁ....」


後ろを振り向くと、蛇さんがこちらを睨みつけていた。

そしてお腹から急激に痛くなって身体中が熔けていき、視界が暗くなった。


目を覚ますと目の前にはさっきの蛇さんだった。普通の蛇さんとは違って家みたいに大きくて、黄金に輝いて尻尾の先が海賊さんの手みたいに、曲がって鋭くなっていた。


「綺麗だね」


私はそう言った後、蛇さんのしっぽを大きな剣で弾いて近づいたら、急に動けなくなって大きなしっぽに潰された。

目が覚めて、また近ずこうとしたら輝いた何かが私の腕を遠くに飛ばしていき、蛇に頭を食べられた。

再び目が覚めて、輝いた何かを切って切れる距離まで近づくと、蛇さんは口から紫の煙を出す。私は口から赤い液体を出して消えた。


「長く遊べる♪」


あの骸骨以来の長く楽しめる生物だ。


嬉しい♪












私は目を覚まして、赤黒い液体の中をビシャビシャと走しり、蛇さんに近づく。

近ずく輝く何かを切って、さらに進もうとしたところで背中がもう1つのひかりかがやくなにかに吹き飛ばされて視界が闇に包まれる。


「アハッ♪」


ビシャビシャと音を立てて走る。大きくジャンプすると同時に片足が遠くに飛ばされるのが見えた。だけど大きく剣を振りかぶって蛇さんの体を切る。しかし2という数字が出た瞬間。蛇さんが紫の煙を口からだしまた視界が黒くなる。


目が覚めた。


「お ..!!何だ.....こは!!」


遠くからなにやら大声が聞こえた。私はそっちを見ると、遠くに馬さんに乗った大人の人達がこちらを指さしたのが見えた。蛇さんの方を見直した瞬間お腹に傷みが走って、私の体は溶けた。


目が覚める。輝く何かを切って、私は蛇さんに向かって走る。


「もっと楽しもうよ♪」


そう言ったとたん蛇さんが尻尾をこっちに向かって振るってきた、私は大きな剣を、ふるって数字が出ると共に私は飛ばされ着地する。


「君だいじょ....」


「アハッ♪」


まず1人♪


「ひ...」


2人♪


「ライ....」


「とまっ.....」


「こ、これ...血...」


3.4.5.


大人の人達を数えながらとりあえず全員殺して私は蛇さんの方を見る。


「アハハ♪」


私は笑いが止まらなくなりながら、走ってジャンプをした後、大きな剣を縦に大きく振りかぶって、突き刺そうとしている蛇さんの尻尾おたたき落として、そのまま突き刺さそうとする。


「ガキィン」という音と共に10という数字が出た後、大きな剣にヒビが入っていき、大きな剣が壊れてしまった。

考える暇もなく体が動けなくなり、体が弾けて視界が真っ暗になる。

目が覚める。


「アハッ♪」


握られていたのは、短い剣。

歪で壊れてる、だけど...赤黒く固まって、美しい剣があった。

私は何故か楽しくなって、変な笑い声をだしながら、蛇さんの方を見た。


「もっと遊ぼう♪」


私がそう言うと、蛇さんも本気で遊んでくれるようで、一層輝き輝く。

私は近くに来た輝く何かを何個か切りながら前に進んだ、口から紫の煙が吐き出される私はそれを避けると跳躍して蛇さんの目に剣を突き刺した。

何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。

指す度に目から宝石のように輝く赤が吹き出し、まるでルビーの雨が降り注いでるようだった。

しかしそれは途中で空中に止まり、私の体を串刺しにした。


「♪」


目が覚めた。1本体に光り輝く赤い液体の槍が刺さる。

目が覚めた。また刺さった。

目が覚めた。また刺さった。

目が覚めた。また刺さった。

目が覚めた、死んだ。

目が覚めた。目に刺さった。

目が覚めた。足に刺さった後背中に刺さった

目が覚めた。串刺しにされた。

目が覚めた。お腹に刺さった。

目が覚めた。弾いて、掴んで、投げ返した。

簡単だった。何回も死ねば慣れた。

だけど面白かった。

慣れるまでも楽しかった。慣れたらもっと楽しかった。




いつの間にか蛇さんは大きな叫び声のような声を出したかと思うと倒れていた。




つまらなかった。もっと遊んでたかった。

音がうるさい、私は蛇さんの近くに来た。食べてみた。美味しかった。身体中から垂れている光り輝く赤い液体を沢山飲んだ。美味しかった。


赤い液体の中に何か見つけた。

手に取ってみると、あの蛇さんの尻尾のように曲がっている短い剣で、持つところが金色で色んな宝石がついている王様が持ってそうな剣だった。

私はその剣も持ってまた赤い液体まみれのところから出ると、色んな物が浮いている赤黒いオアシスを後ろに砂漠の中を歩くのだった。

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