今度こそ分かたれぬために

悲劇の前世を歩んだ少女が、今世での愛を成就するためにもがく物語です。

主人公である少女は、ある日記憶の大部分をなくしたまま、大財閥の当主に保護されます。

優しく豪勢な当主は無償で主人公に多くを与えますが、その裏にあるのは下卑た肉欲。真綿でくるまれた籠の鳥の如く、絢爛でありながらも破滅に向かう生活を余儀なくされます。

多くを制限された生活ながらも、少女は共に暮らす当主の息子に惹かれ、事あるごとにアプローチを仕掛けます。

この恋は実るのか。そして権力者の怒りから逃げおおせられるのか。

ぜひ読んでみてください。