夢と言う曖昧さだからこその……
- ★★★ Excellent!!!
「夢」と言う曖昧な世界と現実と言う明快な世界が上手く交差されているからこそ、読者はこの物語に在る切なさと苦しさに強く揺さぶられます。
私の語彙力では、上手く言葉には出来ないのですが。夢の世界で迎える苦しさが確かにあるはずなのに、現実では「ない」かの様に扱われてしまう点を繊細に描かれている部分が本当に秀逸であり、素晴らしいと思いました。そして何が「本物か」「本当なのか」を不明確にされている描き方だからこそ、この作品の面白みと込められた意味を考えさせられ、感じられるお話でもあると思います!
短編ながらも、本当に深い物語ですのでぜひ皆様も読んでみてくださいませ!