夢と現の狭間で、三つの真実が交錯する淡く儚い恋の話

夢だけしらない、夢かもしれない、夢だとしりたい。
全3話構成からなる、この作品の各話タイトルです。語感は似ているのですが、一つ一つ意味が違い、この作品で大きな意味を持っています。

夢を覚えてない男、夢を現実だと思う女、夢が消えずにいることを願う女。
それぞれの視点で語られる物語は、あなたを非現実へと誘います。

夢と現の狭間で、三つの真実が交錯する時、やがて一つの事実がおぼろげに浮かび上がります。それは淡く儚い恋の話。

作者の繊細な感性が光る素晴らしい作品だと思います。

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