エピローグ
事件から2週間後、悠一郎は、健一から電話を受けた。
「実は、母が退院できることになったんだ。お礼を言いたくて」
「良かったじゃないか」
「ああ。それと、小田から『お詫びに皆でプリン作りをしませんか』って提案があってね。母も『それは素敵ね』って」
電話の向こうで健一が笑う。悠一郎も思わず微笑んだ。
窓の外では、夕暮れの空が綺麗なオレンジ色に染まっていた。プリンの色のような、優しい色だった。
プリン消失事件 藤澤勇樹 @yuki_fujisawa
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