龍人がいて、妖魔がいて、不死があり、神が座す。そんな世界を描いた中華ファンタジー作品です。主点とされるのは不死の血統である主と、従者であら無二の友人でもある友人。高い立場にある二人は、時に官吏としての責任を果たし、時に胸の内に秘めた憧れに思いを馳せる。只人よりも永きを生きることが宿命付けられた二人は、どのような生を歴史に刻むのか。ぜひ読んでみてください。
しっかりと練られた設定、重厚感のある地の文、キャラクター性を高める台詞……さながら十二国記を読んでいるかのようです。カクヨムで重厚感のある小説を探している方、ぜひ読んでみて下さい。文庫本として…続きを読む
この物語の最大の魅力は、壮大な世界観とそこに根付くキャラクターたちの生き様です。丹省という地の息遣い、科挙試験という制度の緊張感、そして人間と龍人族、不死といった特異な存在が中華ファンタジーにオリ…続きを読む
国のおわり、丹省にある白仙山の向こうを夢見た蚩尤と雷堂。それから十数年後。雷堂が蚩尤(しゆう)の従者になるべく、なんとか科挙に合格し、官吏となっていた。一方菫省では、不思議な力を持つ少女黙蓮が…続きを読む
陽皇国最北端の丹省に立ちはだかる白仙山には秘密があった。 体格に恵まれた蚩尤と雷堂は、武官となる武科挙ではなく、文官である官吏となる科挙を目指していた。 それがふたりの目指す道への第一歩とな…続きを読む
もっと見る