概要
白き神子が歩む人への道
都より北、古に阿久津神との戦いのあった大口国(おおくちのくに)。魑魅魍魎より結界を守護せし一族の隻眼の長、小碓青弦(おうすせいげん)は、四百年に一度の儀式のため、白蛇神の娘、針(はり)を嫁として迎え入れる。針は老婆のような白髪と血のような赤眼、その人並みと違った容姿から、人里を追われ、結界の境、大物山(おおものやま)を鎮守する白蛇神の元で育ったという。また、針は幼き日の体験から、言葉を発する事が出来ず、その白く透けるような肌ゆえ、太陽の下で生きられぬ娘だった。
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