壊れてしまったものは、一体なんだったのだろう

人間と機械。
異なる立場のキャラクターたちが、それぞれの感情をもって描かれる印象深い作品です。
どこか、ゲームの「Detroit:Become Human」や、ジッドの「田園交響楽」を思わせるようなエモさもあり、人間の心や感情の深いところに切り込むような問いを投げかけられた気持ちになりました。
心と呼ばれるものを持つことは、機械にとっての幸せにつながるのでしょうか?
読後感もとてもよく、ぼくは大好きです。