概要
動乱の世、幕末。儚く散っていった誰も知らない新選組と妖の物語。
異国の船が現れた幕末。
人間と妖が共に生きていた時代に訪れた断絶――
鬼と新選組。
交わるはずのなかった魂が、やがて運命を狂わせていく。
これは、血と月と、誰にも知られない恋の物語。
人間と妖が共に生きていた時代に訪れた断絶――
鬼と新選組。
交わるはずのなかった魂が、やがて運命を狂わせていく。
これは、血と月と、誰にも知られない恋の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人と妖の恋心は、ここまで美しく丁寧に表せるのか⋯⋯っ!
新選組の監視下に置かれ、心を塞ぎこんだ鬼の少女:月夜魅(つくよみ)。
主に沖田総司、副長の山南敬助らで繰り広げられる人✕人外エピソードで、"ひとりの人"として生きようとする健気な姿を一度拝めば、もう目をそらせません。
タグの『切ない恋』が、読み進めるごとに深みを増していきます。しかし、この一言で終わるには惜しい作品です。
触れたら壊れそうな登場人物たちの"やさしい心"。それがもたらす、人と妖という相容れない関係から解かれていく心情は「美しい」の一言に尽きます。
特筆したい点は何と言っても、1人ひとりの描写がとても丁寧なところ!
読み終わりは、自身の息づかいまでゆっくりとなります…続きを読む