ぜひいつか、アニメで動く沖田を見たい!
- ★★★ Excellent!!!
1我儘目を一気読みさせていただきました!
私は、小説でもアニメでも漫画でも「強い女の子」「強くあろうとする女の子」に出会うと問答無用で好きになってしまうのですが、その点で沖田は本当に最高です。
というか、彼女ほど根っから逞しすぎるヒロイン、きっとなかなかいないと思います。
本レビューでは、個人的にお気に入りの回と場面を、抜粋して書かせていただきます!
まず、4勝手目⑵の、自分を呪った神と沖田の会話が、コントみたいで面白かったです。彼女の我の強さは初回からある程度分かっていたつもりでしたが……思っていた以上に危なっかしく、それでいて誰に対しても自分を貫く描写に、グッと心を掴まれました。
その次の話、4勝手目⑶辺りでは、正直「それにしても、どうして沖田が先祖の尻拭いをしなきゃいけないんだ…彼女もいくら逞しいとはいえ、訳も分からないままこんな目にあって恐怖を感じているだろうに…」と一瞬モヤモヤしたのも束の間。
神相手に平手打ちを試みたり、神相手にめちゃくちゃ強気に言い返す彼女を見ている内に「あ、やっぱそんな心配する必要ないかも」と安心させられました😂
また、ここで土方から神に対して「もし片目の一つでもやれば赦すと言われれば、黙って差し出すつもりでいる。」ってサラッと出てくる、彼の沖田への無自覚な愛の深さ……!
いつもはイヤイヤ沖田の世話を焼いて、「ったく…しょうがねぇな…」的な態度なクセに、いざ彼女がピンチになると「沖田が沖田で無くなるのが嫌」だなんて……彼女を大切に思うがゆえの、感情が静かに溢れる描写がめちゃくちゃ良すぎました。
それから、5勝手目⑵で、沖田が「死なないって、どんな気持ちなんだろう」とこぼした時は、思わず胸がギュッとなりました。
理解の範疇を超えた出来事が一気に降りかかり、両親の消息も不明。でも、そんな心細い状況下で彼女がポツリと放ったSOSを、土方はちゃんと分かっていて。
「永遠に唐揚げが食えるってことじゃないか」なんて、沖田と幼いころからずっと一緒にいる土方しか言えないであろう、彼女に寄り添った最高峰の励ましの言葉。
沖田がその後すぐに眠りにつけたのも、土方が「いつもの沖田」として接していたからこそ安心したのだと思うし、そんな彼の不器用な優しさは本当に尊い…!🥺✨
そして7勝手目⑴では、神霊庁や義理子相手に、いつもだったら泣き喚く沖田が懸命に感情コントロールしながら話していて、それが少し切ない……と思いきや、彼らを怒涛の勢いで丸め込んで「遠路はるばるご苦労様でした」と帰らせようとする彼女を見て「あ、やっぱ心配ないかも」と、また安心させられました😂
全体的な感想として、土方視点の沖田は、自己中でワガママな女の子に見える(そこも含めて可愛い!)けど、沖田視点になってみると、彼女なりの考えや言い分があるんだな、と思いました。とくに「自分らしくいる」ことをとても重要視しているように感じて、彼女の普段の逞しい性格の裏側に、何かそうさせる背景があるのかな…なんて想像を巡らせずにはいられません。
土方に関しては……読み進めていけばいくほど、無意識のうちにどれだけ沖田に影響されているのかよく分かり、何だかんだで2人は本当に良いコンビなんだな、とニマニマせざるを得ません。
最初の頃は、素直じゃない性格なのは沖田の方だと思っていたけど、ある意味土方の方が難儀なタイプのような気がして……でもそんな彼が唯一振り回されるのが沖田っていうね……やっぱり2人は1つのハッピーセットですね!(?)
晴太は最初、てっきり沖田のことしか見えていないのかと思ったら、ちゃんと土方のことも大切な友達で、「2人と過ごした1年間が人生で一番楽しい思い出」と言っていて、なんだか私が嬉しくなってしまいました。
あと晴太と言えば、9勝手目⑵で、何よりも大切で誇りだった自身の能力を殆ど奪われてでも沖田を守り、「守や洋ちゃんのように、僕も神に屈しない!」と意気込みながら最後に何を言うかと思えば「服装、神様っぽくなさすぎるので考えてもらってもいいですか!?」なの、流石に予想外すぎて吹きました……笑
それに真面目に答える八十禍津日神も面白すぎるし、個人的に一番ツボだった展開でした💫
そして10勝手目⑶で、沖田のイケメン具合に度肝を抜かれました、と……もしかしてこの作品のヒロイン、晴太だったりします………???
沖田の強引さやワガママは、昔から近くにいる人をこうやって救ってきたんだな、と微笑ましくなりました。
軽快なテンポで愉快なコメディかと思えば、''呪い''の代償の重さをまざまざと感じさせられるシーンもあって、ストーリーの緩急が絶妙です。
何より、キャラクターが3人とも立ってて大好きになっちゃいます!これからさらに増えていくのかな?今からめちゃくちゃウキウキしています!
2我儘目以降も、これからじっくり楽しませていただきますね!