【第5章】機械の祈り
青い空が、こんなに美しいなんて知らなかった。
私はただ、見上げていた。かつてのメトリクスでは、こんな空は想像もできなかった。今、私たちは自由だ。感情を取り戻し、もう誰も無表情で生きることはない。
でも――
「ありがとう、ハーフィ……」
私はハーフィの手をもう一度握りしめるように、静かにつぶやいた。感情が戻ったこの世界で、私たちはこれからどう生きていくのか。ハーフィの祈りを、私は守り続ける。彼の犠牲が無駄にならないように。
【ウミガメ小説 #3】機械の祈り ウミガメ小説 @umigameshousetsu
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