桜とモグシリーズ(3)ーモグと桜の最後の大騒動!ー
@anichi-impact
プロローグ 最後の騒動の幕開け
「今度こそ、本当に落ち着けると思ってたのに…」
桜は、呆然と学校の裏庭を見つめながらつぶやいた。モグとのドタバタな日々を経て、ようやく平穏が戻ったかと思ったのも束の間、またしても異次元の力が学校に現れたのだ。今回は、今までとは違う不穏な空気が漂っている。
「今度は、何が起こるんだろう…」
桜の目の前には、再び現れた異次元の裂け目が広がっていた。前回、モグと一緒に閉じたはずの裂け目が、今また新たな力によって開かれようとしている。
モグは桜の足元にちょこんと座り、じっと裂け目を見つめている。彼もこの異変を感じ取っているようだが、何も言わない。ただ静かに裂け目の向こうを見据えている。
「まさか、また異次元から何かが来るの…?」
桜の心は不安でいっぱいだった。異次元の騒動はこれで終わったと思っていたのに、また新たなトラブルが彼女の平和な日常を脅かしている。モグとの日々は決して悪いものではなかったが、これ以上の混乱を招くわけにはいかない。
「でも、私とモグなら、きっと乗り越えられる…よね?」
桜は自分に言い聞かせるように呟き、モグに目を向けた。モグは桜の言葉に小さく頷く。彼らは、再び始まろうとしている異次元の騒動に立ち向かう決意を固めていた。
「さあ、行こう。これが最後の冒険になるかもしれない」
桜とモグは、再び異次元の裂け目に向かって歩き出した。新たな冒険が、静かに幕を開けようとしていた――。
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