概要
トルキア国で奴隷オメガとして働いているセナは、生き別れになった母と兄を探していた。ある日、奴隷市場で国王のラシードに買い上げられる。王宮の寝所で求められるまま王の夜伽を務めると、生まれつき下腹にある紋様がラシードの精を受けて変化した。神の淫紋と同じ印を宿したセナは、神の贄となり淫神の儀式を行うことになる。最下級の奴隷の生活から一変して、王宮で手厚く扱われるセナだが、儀式とは複数の男たちに身を委ねることだった。どうにか儀式を終えたセナは、神の贄が産んだ子が次の王になるという伝統を、ラシードから聞かされる。そのため次の儀式はラシードと、彼の従兄弟のハリルに交互に抱かれるものだ。それが自分の宿命だと心に決めたセナは、ふたりから抱かれる。濃密に愛されてふたりに惹かれていたが、ある日、神の贄は出産を終
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