勇者、人生初の告白をされる!?
え、なんこれ…?
「わっ!すごいすごい!!ラブレターじゃん!!!」
ラブレター…?
「ラブレターっていうのは、好きな人に好きですっ!っていう気持ちを書く手紙のことだよ。」
ほえ〜。三通ぐらいあるんだけど。
一通目。
果し状。
神勇ルト。(しんゆう ると)
今日の放課後、校舎裏にて待ってる。
「待って、待って、それ果し状じゃんっ!!絶対ダメっ!!急いで捨てて!!」
わかった…。
じゃあ二通目。
ルトさん。今日の放課後…。校舎裏に来ていただいてもいいですか…?
喧嘩しようぜッ!!!!!!!!
「それもダメ!!絶対いかないで!!」
じゃあ三通目。
神勇ルトさん!!!放課後、校舎裏で、伝えたいことが、あるんです…。
なのでっ、校舎裏に来てくださいっ。
お願いしますっ!!
「これは大丈夫そうな感じがするっ!行って来い!!」
待て待て待て。
おおルカ。
全員今日の放課後校舎裏じゃねーかっ!!
「確かにw」
どうすんの…?
ぶっ倒してくるわw
がんばww
放課後。
やっとついた…。
「やっと来たのね?」
まずはお前か。お前が果し状のやつか?
「そうだけどなんか?」
わかったから。じゃあとりあえず戦闘不能にしてやるわっ!!
「オラァっ」
そんな攻撃効くかよ!オラァっ
「お゙えっ、」
次っ!!
「やっと来たか神勇ルト!!一瞬でぶちのめしてやるわっ!!」
お前なんかに負けるかよ!!オラァっ
「あ゙っ、、」
ごめんっ、遅れたっ
「ううん。大丈夫です。」
で、今日はどうしたの…?
「じっ、実はっ、ルトさんのことっ!ひと目見たときから、好きでしたっ!!!よかったらっ、付き合ってくださいっ!!!」
ごめんなさいっ!!!
「えっ、なんでっ…」
私っ、恋愛とか全くしたことなくてっ、何もわかんないんですっ、なのでっ、大人になったときにっ、まだ、私のことが、好きだったら、また、気持ちを伝えてくださいっ。その時には絶対、あなたにふさわしいレディになってあげますからっ!!
「わかりましたっ!!絶対気持ちは変えませんからっ!絶対、絶対!告ります!!ルトさんっ!あなたのことをっ、、諦めませんからっ!!」
連絡先、交換しましょ!!
「はいっ!!」
「どうだったの?」
とりあえず、一人目は、果し状の人に正拳突き入れて、二人目は、喧嘩しようって言った人に上段前蹴りを食らわせて、三人目は告られた。
「で、どうしたの!!??」
振った。
「えっ!!!!!!????????なんでなんで!!?」
私さ、恋愛とかしてこなかったから、あの子と釣り合わないなって思ったからさ、大人になったときに、私のことを好きだと思ってたらもう一回来てって言った。私のせいで嫌な思いしてほしくないの。
「そう、なんだ。クリスマス会、間に合いそう?」
頑張るねっ。
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