勇者、人生初のお泊り会をする!
「そろそろ、寝よっか。」
そうだね。
私床で寝るよ。
いや、俺床で寝るわ。
「その心配はないっ!生み出せるからっ!」
ポンッ
これ私の〜!!
おお。
「っていうか、私のプリン食べたの誰?」
げっ、
あっ、
「お前ら…」
ごめんなぁあああああああああああああい!(同時)
「プリン代わりのやつ買ってきてよ!!」
まさか、乙女を夜に出させるとでもっ?
「そっそれはっ」
「護衛持ってくるから待ってろ。」
えっ?
「こいつ。」
[こ、こんにちは、]
誰お前っ
[おまえはっ、ルカじゃねーか!]
あんたっ、勇者ハルト!?
「っていうことで、ルカが死ぬ原因の勇者ハルトくんでーす。」
あのクズ勇者やん。
[お前はっ?]
勇者ルト。
[はっ、負け無しの勇者も死ぬんだなっw]
お前みたいなクズよりはマシな死にかたしたわ。
[じゃあどんな死に方したんだよ。]
スライムが可愛すぎて見てたら殺された。
[あの最弱のスライムに負けたのかよ。]
そうだよっ、お前はどう死んだんだよ。
[俺はスライム食ったら食中毒なって死んだ。]
お前も変わんねぇじゃねえか。
[お前よりはマシだ。]
食中毒とスライムのフニャで殺されるんだったらスライムのほうが幸せだろ。
[それはわからん。]
「頭打ったん?」
とりあえずプリン買いに行くんでしょ?ルト、早く行こうよっ
とりあえず二人で行ってくるわ。
「ちょっと待ってよぉ〜!」
[なんで俺JKの家に一人いなきゃいけないの…?なんか俺、不審者みたいな…感じがする…。]
っていうかさ〜
ねえねえ、お姉さんたち、今暇?
うわっ、ナンパじゃん。
これから俺ら飲み行くんだけど、一緒にいかない?
私達未成年なのでっ…
でもソフトドリンク飲めるよね?
話聞かねぇなぁ、人間界の男どもは。
オラァッ
痛ってえなぁお前なにする気だよっ
くっ、
これで強いじょーちゃんは止めれたし、そこの弱そうな双子の子たちも連れて行くか。
ルカを返せよっ!
うっ、ぐ
逃げるぞっ
「うんっ。」
ルカっ、大丈夫かっ?
うぐっ、
ごめん、私が先陣切っていかなきゃなのに…
大丈夫だって。ここ異世界じゃないから。
わかってるけどっ…、ナンパ男に負けるなんて恥ずかしい…
「恥ずかしくはない!!」
[なんで俺だけおいてったの…?]
それは知らんよ?
[ひどくない…?なんか俺やばいやつみたいになったって…]
知らねぇって。
「っていうか…、私っ、女神の仕事、」
あっ、
「全然やってなかったんだけど…」
それって…
「サボりだっ…」
っていうか大丈夫なの…?
「やばい。結構死んだ人集まっちゃってるかも…」
一週間に一回はいかないとやばいんじゃね?
[お前女神だっけ?]
「ルトといっしょに来たの!!!」
[お前ほんとに女神かよ。]
「女神だよ。」
[でもわかんなくね?]
「女神なのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
[ほんとかよ。]
「なんで君たちは私の援護しないの?」
だってルミさ、サボってたんでしょ?
そうだそうだ〜!
「そうだそうだ〜!じゃなくてっ!私が転生させてあげたんだからっ!援護して!」
無理。
「無理。じゃないのよっ!!」
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