第2話 勇者、恋をする!?

今日は転校生が来ます!どうぞ!

「どうも〜!ルミでーす!!よろしくね〜!」

「はじめまして、ルトです。ルミの双子の妹です。よろしくお願いします。」

二人とも〜!!よろしくね!!!


とりあえず、初日はなんとかなりそう…


「でね〜?」

「うん。」


ドンッ

「うわっ」

あっ、ごめんなさいっ

「私も…っ」


え、あ、イケメンッ


ほんとにごめんねっ

「いえいえっ」


イケメン、だったな


「ルト、顔真っ赤」

「なんでもないっ」

「ほんと〜?さっきの男の子、イケメンだったよね〜」

「えあっ、ちょっ、」

「やっぱり〜好きなんだ〜」

「べっ別にっ」

「好きは隠しちゃだめだよ〜?」

「す、好き、なのかな?」

「へぇ〜?」



さっきの女の子、可愛かった…な。


「ねえ、君、ちょっと来て?」

な、何?

「君、名前は?さっき妹とぶつかってたよね、ごめんね。」

俺、カイト。君は?

「私ルミ!今日転校してきたの!妹はルトって言うの。」

さっきは、ごめんって言っておいて。

「おっけー!じゃあね〜!」

ちょっと、待ってっ

「えっ?」

連絡先、交換しても、いい?

「いいよ〜?」

今日転校してきたんでしょ?色々と大変だと思うから。

「あっ、うんっ。ありがとう。」

じゃあ、また明日ねっ!

「バイバーイ」


「ルト〜?」

「な、なに?」

「さっきのイケメン君、カイトって言うんだって!!さっきはごめんねって言ってたよ?」

「//////」

「やっぱり好きなんだね〜!」


〜お家に帰りました〜

ルミの部屋にて。

「カイト、か。イケメンだったな//。私、おかしくなったかな…?私が、カイトのこと、好き、なんて…//」

「そんなこと、絶対に、ないっ、はずっ」


"じゃあ、また明日ねっ!”


「っ////////」


絶対に、絶対に好きなはず、ないのにっ

妹が好きな人を、好きになるわけがっ

ないのにっ


好きになっちゃうんだよ。


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