アルコールとたばこを辞めない人に言われたくはない

白鷺(楓賢)

本編

時々、頼んでもいないのに健康についてアドバイスしてくる人がいる。「このサプリがいい」「もっと外に出て遊ばないとダメだよ」「集まりには参加したほうがいいよ」といった具合に。もちろん、親切心から言っているのかもしれないし、私を心配してくれているのかもしれない。でも、正直なところ、そういうアドバイスをされるたびに、心の中でモヤモヤが膨らんでいく。


例えば、そのアドバイスをしてくる人が、たばこを吸い、お酒を大量に飲んでいる姿を思い浮かべると、「お前、本当に言う資格あるの?」と感じてしまうのだ。たばこもお酒も、健康に悪いと誰もが知っている。そんな人に、「もっと運動しなさい」とか、「栄養に気をつけて」と言われるのは、説得力がない。


さらに、「ギャンブルでストレス発散してる」なんて話を聞いたときは、呆れるばかり。自分の健康管理もままならない人が、どうして他人にアドバイスできるのだろう?その人たちが健康のことを偉そうに語るとき、私にはそれがただの戯言にしか聞こえない。健康問題については、やはり専門家に頼るのが一番だと私は思っている。


私は私で、サプリメントを自分で選んで摂っているし、エナジードリンクも慎重に選んでいる。それに、医師との相談も欠かしていない。自分で調べ、安心できるものを取り入れるようにしているし、自分なりに健康を管理しているつもりだ。だからこそ、お酒やたばこを辞めない人たちのアドバイスには、全く耳を傾ける気になれない。


もちろん、酒やたばこを辞めないこと自体は、その人の自由だし、私はそれについてとやかく言うつもりはない。人にはそれぞれの楽しみやストレス解消法があるから、他人の選択を批判するのは違うと思っている。ただ、他人に迷惑をかけるのは別の話だ。歩きたばこをする人や、酔って周りに迷惑をかける人に対しては、どうしても苛立ちを感じてしまう。


私が本当に不健康だと感じるのは、他人に無理に合わせてしまうことだ。自分の意見ややり方を曲げて、無理に相手に従おうとすることこそが、最も体にも心にも悪い行為だと思う。だから、私は自分のペースで、自分に合った方法を見つけることが大切だと信じている。


健康に関しては、しっかりと自分で考えて、信頼できる情報をもとに自分で決めることが大事だ。周りの人の言葉に振り回されず、医師や専門家の意見を取り入れながら、自分に合った方法を試していくのが、最も健全な生き方だと思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

アルコールとたばこを辞めない人に言われたくはない 白鷺(楓賢) @bosanezaki92

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画