中華の世界観はむずかしい。でもオタク(日本人)の案内があれば無問題!

本作は古代中国を舞台にした後宮モノの中華ファンタジー。
中華ファンタジーって、独特の専門用語があって初心者には取っ付きにくいところがありますよね?
でも、本作についてはその心配の必要はありません。なぜなら主人公は転生者で、前世は中華な世界観が大好きな日本人のオタクだから!
本作の多くのシーンは主人公の一人称で語られます。そのため、日本人としての知識を総動員して主人公が中華世界の解説をしてくれるので、中華風の世界に不案内な初心者でも物語に置いて行かれることはまずないはず!!!

王妃候補として後宮入りした主人公と、彼女のふたりの男友達が物語の中心人物です。三人の関係はずっと友人のまま、それとも……
というのが、本作の一番の見どころだと思います。
とはいえ友情や恋愛が一番気になってはいるのですが、皇帝暗殺計画もすごく気になる!
キュンキュンもハラハラもあって、読み応えのある作品です♪

最後になりましたが、本作を読んで『華ロリ』というファッションのジャンルがあると知りました。
華ロリ、すごく可愛い!
主人公が華ロリについて楽しく語ってるところ、すごく共感できました☆