科学物質過敏症
『うちのメイドロボがそんなにイチャイチャ百合生活してくれない』
「第355話 作者が倒れました!」
ギガントメガ太郎さんの作品をお借りしました。
「簡単にあらましを申し上げます。某日深夜、持病である呼吸困難の症状が急激に悪化。呼吸ができなくなり、意識を失い廊下で倒れました。その際、頭を打ち負傷。すぐに意識は取り戻したものの、意識朦朧。家族が救急車を呼び、病院に搬送。検査を受けるも頭の擦り傷以外どこにも異常なし。異常がないので処置のしようもなく、朝タクシーで帰宅といった運びになります」
「詳しい話はギガントメガ太郎先生から直接伺いたいと思います」
まず私には『化学物質過敏症』という持病があります。日常に存在するあらゆる化学物質、柔軟剤、香水、シャンプー、消臭剤、脱臭剤、ヘアスプレー、農薬、排気ガス、殺虫剤、蚊取り線香、その他数えきれないほどの物質が私の敵です。これらを吸い込むと呼吸困難の症状が強くでます。その他、頭痛、めまい、吐き気など多種多様な症状が現れます。
化学物質過敏症という病気は世間ではほとんど知られていません。『香害』という言葉で認知されていることもあります。化学物質過敏症の存在を知らない医師も多いですし、存在を認めていない医師もいます。
化学物質過敏症を診断してくれる病院はほとんどありません。全国の患者が自分の症状がなんなのか知らずに苦しんでいます。保険も効きません。よって他人から理解されずに、阻害されて暮らしている人が多いです。
一説によると日本の化学物質過敏症の潜在的な患者数は一千万人とも言われています。しかし、単なる『精神的なもの』として片付けられてしまうことも多いです。
今回私が病院に担ぎ込まれた時もまさにそうで、いくらかの検査をして、異常がないから平気であるという対応しかされませんでした。これはしょうがないことです。知らない病気を診察したり治療したりはできませんので。
私は猛烈な呼吸困難の中、帰宅しました。呼吸困難は今でも続いています。化学物質過敏症には治療方法も薬もありません。ただ、化学物質から遠ざかるように暮らすしかありません。もちろんそのように気をつけて生活はしています。しかし、何千何万という物質を完全に排除することは不可能です。
私は先月コロナに罹りました。それ以降呼吸困難の症状が強く出るようになりました。後遺症ではないかと医師に伝えても関係ないの一言で済まされてしまいます。なぜなら検査の結果、肺は正常だからです。
現状呼吸困難が辛すぎて、ただ寝ているだけで『死にそう』という感情が湧いてきます。治療方法がないので耐えるしかありません。この状態がそのうちおさまるのか、悪化するのかもわかりません。
呼吸困難で倒れる寸前、『死ぬかも』と思いました。怖さよりも『もったいない』という感情が働きました。床に倒れた状態で目を覚ました時、『ああ、まだ続けられる』と思いました。
幸いにしてこの作品の最終回は200話で既に終えています。いつ終わってもいいのです。あとはどれだけ老人になった黒乃さんに近づけるかの勝負です。
こんな話を作中に組み込むのは御法度かもしれません。同情を誘っていると思われるでしょう。ルール違反、マナー違反なのかも。全部その通りです。
これを読んだ読者はこれ以降、同じテンションで物語を受け入れられないかもしれません。
まあでも、なんでもやってみるのがこの作品の信条です。なので遠慮なく書きました。だからみなさんも遠慮なく笑って読んでください。
それではみなさん、ギガントメガ太郎でした。ごきげんよう。
「はい、先生に語っていただきました」
「どうでしたでしょうか?」
「できる限り続けていきますのでね、我々の活躍を今後ともご期待ください」
「まったく更新されなくなったら200話を読んでください!」
「それでは、また次回お会いしましょう」
https://kakuyomu.jp/works/16817139558992439678/episodes/16818093083710337019
少しだけ省略させていただきました。全文はこちら⤴
ギガントメガ太郎さんありがとうございました。
お大事にお暮しください。
ナナたん ケントくん オカン🐷 @magarikado
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