どうして、皆が周知の『ガラスの絆 part2』とタイトルをつけなかったのだろう。ずっと不思議だった。そうすればもっと注目されるのに。その答えはラストの物語にあった。『最後の王女』に作者の思いがつまっていたのだ。なるほど、これは揺るがすことが出来ない。ハードボイルドであって、笑いあり、涙あり。仲間同士の結束の強さもある。一国を担う王女の固い信念、決意は歴史を塗り替えようとしていた。その1ページにあなたも立ち会ってみてください!