第15話 エキストラ

最近、初めて

ドラマのエキストラ出演に参加してきました。


仲野ゆらぎ名義で応募したのに、点呼の際は

普通に本名を名乗ろうとしたのがこの日の最初で最大の心残りです。笑


(本エピソードに記載されているのは、一般公開されていた要項に記載があった情報の域を超えない範囲の内容です。タイトルはまだ発表されていませんが、発表された際は再度アナウンスしますので、ぜひ皆さんにもドラマをご覧いただきたく思います。全都道府県とまではいかずとも、かなりの広範囲で放映されるタイトルだと自分は見込んでいます)




たまたま見つけた応募だったので

自分は単発&ボランティア参加でしたが、

参加者のほとんどはエキストラ常連と言いますか、

なにかしらの事務所に属している

役者志望の方が集められているようでした。


ちょっと気になって事務所(特にエキストラ専門)の

要項も調べてみたところ、

半日〜丸1日拘束されて撮影に参加した場合の、

エキストラの報酬は「数千円」だそうです。


四捨五入して1万円いかないらしい……。

それってほぼボランティアやんけ。すんごい業界だなあ。

東京はまたしても最低賃金が上がるというのに!

(物価高と釣り合う賃上げだとは言ってないぞ!)




自分みたいなボランティア勢は地元の方か、

キャストを間近で見てみたい芸能好きの方が多かったです。


というのも、今回は撮影内容が

「ライブシーン」だと事前に知らされてまして、

駆け出しの俳優やアイドルが出演する見込みが高めな

現場だったことから、それ目当てに応募したミーハー層も

少なくないのかなって感じでした。


……じゃあお前は何目当てなんや? って話ですが、

自分はとにかく撮影現場に潜り込んで

脚本(テキスト)を映像に落とし込む過程を

実際に見てみたかったという動機です。




蓋を開けてみれば、半日かけて

ひたすら「ライブシーン」を撮影するだけの時間だったのですが、

同じシーンをいろんなカメラワークで

何度も撮影するので(リテイク・撮り直しではなく、シーンAのaバージョン・bバージョン・cバージョンがある感じ)


キャストにいちばん求められているのは

そのシーンの「再現性」なんですよね。


今回は特にダンスと表情でしょうか。

違うバージョンの映像も、最終的には動画編集して

切り貼りした結果、同じシーン(映像)として扱われるので

キャストは何度撮影しようが寸分違わず

同じ動きをしないといけないのです。


カットされるたび毎回メイクさんが髪型や化粧を

直しに駆けつけてくるのも印象的でしたね。


脚本(テキスト)ではおそらく数行しか書かれていなさそうな

10秒足らずのシーンに、何10分もかけて、

10数人がかりで何カットも撮っている光景は

「数行」を書いている側として考えさせられるものがありました。




こんな雑多な連載を

いつも読んでくださりありがとうございます。

他作品の準備のため、議事録は1週間ほど更新をお休みします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎日 18:00 予定は変更される可能性があります

ゆふらぎ創作日誌 仲野ゆらぎ @na_kano

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ