この想いに全てをかけていたんだと、そう自分でも気づいた

終わりの予感に必死で蓋をし
途切れた心を繋ぎ止めようともがく

あまりに痛々しく、不憫であるのに
だれもが結末を疑わない
重ねた想いの分だけ自らを苛むこの痛みは
遥か昔からきっと変わることがなかったのだろう

終わってみれば、ありふれた話
でも、
この痛みの透明感と輪郭は
誰の心にも突き刺さるものであろう

その他のおすすめレビュー

天川さんの他のおすすめレビュー507