Yさんの夢、ふたつめ-考察

 1つ目の考察で皆様もお分かりでしょうし、チャット記録の紹介から入りましょう。





(Yさん)2本目はですね、オチから始まっててどんどん何があったかが分かる感じの夢でした、1本目より短いです

オチの人は、折り紙でひたすらに人を作っててその出来具合でその人に何らかの利益があるようでした。しかし、その途中で暗転し2日前と思わしき映像に窓のサッシにぼんやりとした白い女性がこっちを見て、何かを伝えようとしてました

その女性の名前が頭の中に浮かび、あぁこの女性のせいで折り紙を折る羽目になったんだなと直感的にそう、思いました

名前は覚えてないです、ただ珍しい名前でも無かったですね

そのまま、その女性がふっと消えると次はそのオチの人が何かをやらかすシーンでした、同じ様な白黒の家で恐らく井戸に何かをやってて、僕はそれをただ見てるだけでした

そして、目が覚めた……こんな感じです

わかる通りに全編通して僕は傍観者だったんです、1つの物語を見届ける傍観者、夢でそんなのは珍しいので内容と合わせて言いたくなりまして

(私)難しいですが、なんとか怪談としてまとめてみます





 その後聞いた話ですが、Yさんの夢には色がついていて音があるそうで、1つ目の夢には全編それがなく、2つ目はオチの部分だけ色があったらしいです。

 それを踏まえて、今回の怪談を書かせていただきました。


 さて、不自然さを集めてみれば、この夢には、『なぜわかるか』がわからない、そんな情報が多いです。

 しかし、それは夢らしい不自然さであって、問題とするところではありません。

 ということで、この夢は整合性がある程度とれている、その点について考えてみましょう。


 整合性が取れて物語が出来上がっていますが、私はこれこそYさんが無意識に夢を歪めた結果であると考察します。

 Yさんはめちゃくちゃに散らばった夢の情報の整合性をとるために、全く関係のないシーンを繋げて物語として作り変えたのです。


 もちろんこれは私のいち考察に過ぎません。

 ですが、今回はこれを結論とさせていただきましょう。


 では、この話はこれで終わり、ということで。

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