どれだけ否定されても、命を懸けて愛してくれる人がいることを忘れない。

「この子を、貴方の子として育ててほしいのです」

神を依り憑かせる巫として生まれながら、『忌み子』として間引きされかけた咲耶。
百年ぶりの巫による神楽を見に行ったことで、彼女の運命は決定づけられた。

自分の体の異変と、現れた帝・紫貴によって、咲耶は自分の生い立ちと巫であることを知る。

真実と悪意に混乱する中、紫貴はそれでも彼女を大切に育ててきたものを一つずつ肯定していく。
二人のこれからが気になります!