俺がみたことのない流れ星を、君が降らせてくれた。

「ねえあきら………
 再来週あたりにさ、
 数十年に一回しかみれない流星群が通るらしいよ。」

君は言った。

俺は流れ星をみたことがない。
今まで、君と一緒に、何度もみようとした。

こんなに無愛想で、目つきが悪くて、友達が少ない俺の唯一の友達は、流星、君だけだったよ。
友達、っていう肩書だけじゃなく、俺は君を心から――。

君は俺の流れ星だ。

「流れ星に願いを込めて」、
やくそく。
次の世界で、絶対に、幸せになろう。