コピーか……来世もその来世もいいとこだけ摘み取っていってくれよ、未来人。 さて、400年後の未来に人間はどんなだろうか? まさか、「いいこと」を「悪い」という意味に履き違えていないだろうか。 このエッセイ短編を読んで、つくづく私はそう思ったのだった——。
僕らは、いろいろな物語にあてはめて自分たちの人生から、一日までを想像しながら生活している。それは近年の話ではなく、大昔からそうやって物語を必要としてきた。ただし、誰かの物語に似ているとしても、憧れたとしても、同じ人生は存在しない。ベースになるOSはあっても、インストールされるアプリで機能がちがうように、アレンジしていくことができるわけだ。親や家族というOSに何をインストールしてみようか?そんなふうに僕は思いました。
自立できないことに悩むところに共感。人は誰もオリジナルを持っていないのは当たり前の話。それを死ぬほど藻掻いて生み出すのが人間だと思う。とにかく頑張るしかないだろう。
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