概要
夏だ! 夏だ! 日本の未来は明るいぜ!
犀川よう様の自主企画、さいかわ葉月賞応募作。お題は「夏」。2024年初夏に発表された惑星グリーゼ12bについての論文を元に、ピチピチのSFを目指しました。半角英数字を多用しているため、横書きでお読みいただけると幸いです。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!変容する未来。星辰の彼方に託されたもの、そして遺されたものは。
衝撃的なSFだ。キャッチコピーを見て希望に胸を膨らませたあなたは、読み進めるにつれて生命の進化というものの無常さに愕然とするだろう。いや、進化してきたというのは我々の留飲を下げるための勝手な幻想で、その実、制御すべくもない環境の猛威に屈服させられ、否応なく適応させられてきたに過ぎないのだ。それでも我々は星々に希望を託す、たとえそれが遺伝子の一塩基にまで薄まろうとも。
苦しい思いにとらわれるかもしれないが、是非最後まで読んで欲しい。そうすればきっとあなたも、人という生命の儚さと愛おしさを感じることができるはず。