純愛王太子とダメ男なのに高潔!?な側近が繰り広げる、革命と愛の行方

国王夫妻の怠惰と放蕩、それに乗じた宰相の国政私物化。
ついに、王太子ルイトボルトは側近のアントンと共に、改革を目指し、クーデターを計画します。

しかし、問題は、ルイトボルトの婚約者(のちに妻)は宰相の娘。
そしてアントンの妻も宰相一門であること。

彼らは、クーデター後の彼女達の運命を思い、敢えて、距離を置こうとしたり、せめて妊娠させることのないようにと策を講じますが……。

果たして、彼らを愛する女性達は、描いたシナリオ通りに動いてくれるのでしょうか————。

そして読めばわかりますが、この側近アントンというのが曲者で。
理想に燃える高潔な男なのか、性にだらしないダメダメ男なのか、物語を大変盛り上げてくれています。

そんな、人間らしさがいっぱいの、愛の物語です。