あとがき


 主催メンバーのおひとり、夢月みつき様からお誘いを受けまして。

「第2回みんなでバーチャル吟行!」参加いたしました。


 8月の暑い土曜日の10時。参加者それぞれが、

お外でも家の中でも自由・本でも動画でも、心おもむく地へ吟行する、のです。


 そして週明け火曜日夜20時、参加者一斉に投稿します。


 テーマは「夢でもあなたを想う」(サギソウの花言葉)


 作品スタイルは、詩、短歌、俳句等1作品以上(多い分にはいくらでも)。私は詩で参加しました。



 題名の『本祭り』はBookのお祭りではなくて。

 数年に一度、氏神神社さんで二日に渡って催される例大祭を、地元では『本祭り』と呼んでいます。

 大祭までの間に行われる毎夏の小規模の祭りは『影祭り』と言われています。

 コロナもあって、本祭りは五、六年ぶりです。


 ちょうど吟行タイムの土曜日の朝、神社さんの境内で祭事が行われるので行ってきました。その時の思いを練り混ぜたものが、今回の吟行詩です。


 余談ですが、その日の夜は盆踊りがありました。

 翌日の日曜日は、朝は大名行列や、昨日の小学生の子供巫女さんの舞を間近で見れるお披露目があったり。(土曜日のは神様に向けての舞の奉納で、住民は後ろ見、チラ見するかたちです)

 そして午後から地元六町総出のお神輿わっしょいです。


 祖父や父は神社さんや町会でお役についていたこともあり、生前は、うちの駐車場が神酒所みきしょになっていました。

 神酒所みきしょでは、日中夜問わず、夜中も交代で寝ずの番というか、町会のおっさんたちが飲んだり喋ったりして楽しんでいました。

 今は斜め前のとある敷地に造られています。

 そしてドンチャンしてる感じはあまりなく、静かな感じですね。


プチ説明。

 神輿みこしとは。神さまに乗っていただき、氏子の地域を回ってもらうための乗り物です。

 神社から運んだそれぞれの神輿が、各町会で休憩(待機)する場所のことを、神酒所みきしょと言います。我が地元だと町内ごとに六ヶ所造られます。

(日本の地域によっては御仮屋おかりやともいいます)


 そんなこともあって、祭り準備の賑わいやお囃子の音に、ウキウキそわそわと血が騒いじゃって、みんなお盆とか関係なしにあの世からこっちに顔出してんじゃないかしら、なんて想像しながらこの詩を書きました。


 表紙イラストは、参加者のみ共有・使用可のものとして、夢月みつき様が作成されました。許可の元、私の近況ノートに載せております。

https://kakuyomu.jp/users/ayaaki/news/16818093082420221359




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本祭り 蜂蜜ひみつ @ayaaki

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