悪いのは彼らだけか。

語り口の妙で、暗示に留まる箇所が多いですが、主人公の「友達」を蝕んだ悲劇と顛末が痛々しいほど分かります。悪いのはシンナーに依存した子どもたちだけか?薬物の恐ろしさを知り、蝕まれつつも優しさを失わない彼らを依存に追いやった、理不尽な何かではないのか?考えさせられる切ない作品です。

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