「下見」という言葉が、まさか漫才と人生に交差するとは思わなかった。三島悟とくがっち――彼らのコンビ「シタミデミタシ」は、人生の下見どころか本番の連続。自殺未遂の場面がまさかの「お笑いやるぞ!」で始まるのは予想外で、思わず吹き出した。くがっちの独特すぎるボケに振り回される悟のツッコミは、まるで人生そのものに突っ込んでいるよう。
二人が息の合わないまま、公園のカラスや猫に向けて漫才を繰り広げる姿が哀愁漂いながらも微笑ましい。名前の相性を占ったり、親子丼で感動したり――お笑いの厳しさと温かさが同居する。円城プロとの出会いで、彼らの未来はどんなステージへ?読めば読むほど、応援せずにはいられない!
冬のこの時期の話題と言えば…
オーナメントもさることながら、トーナメント!
お笑いの季節ですね!
リアル世界のほうでもお笑い芸人がバトルを繰り広げておりましたが、
こちら、小説世界でも熱いバトルが繰り広げられております!!!
トンデモな出会いからお笑いコンビを結成した
苦学生・くがっちと不動産屋・悟
その名も「シタミデミタシ!!!」
夢…それはロマン。
ロマンを追い求める2人のアツい絆、そして強烈キャラ揃いの仲間たちとの交流…
笑えて、泣けて、心温まること必須!!
たたみや先生の代表作・爆笑コメディ「ひっち過激団」とは一味違う、
正統派漫才小説「未来は下見できない」!
2人の活躍、ツヅキガミタシ!!!