逃げて、超逃げて!

「光」を書こうとすると、同時に「闇」も書かないと光は際立ちません。そういうわけで闇の世界を書くことも多いのですが、こちらの作品は光と闇のコントラストが絶妙なバランスで成り立っていると思いました。主人公の中に広がる不安と焦燥にジリジリしたと思ったら、カラっとやってくる結末の勢いが凄いです。個人的に主人公の中で物語が全部完結しているところが好きです。こういう主人公、大好きです!

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