深夜0時の罪の味

青日 空

第一話 深夜ラーメン

 時刻は0時を過ぎようとしている真夜中。

 私の目の前には1杯のラーメンが出来上がっていた。

 具は何も乗せてない麺とスープだけのインスタントラーメンだ。

 こうなった経緯は簡単。

 お腹が空いたから。

 この一言に尽きる。

 インスタントラーメンにラーメン通がやるようなまずはスープから飲み味わうなんてことはしない。

 ただ今この時の空腹を満たすため熱々の麺をすするのみ。

 冷ましても熱々のスープを潜った麺は熱く口の中に留めておくことはできず3回だけ噛んですぐに飲み込んでしまった。

 喉の通って胃に届くまでその熱さ留まらず通る瞬間熱さが伝わってくる。

 こうやって熱さを感じているとラーメン食べてるなぁと思うのは私だけだろうか?。

 その後もラーメンを食べ進めていくと者の数分で麺を平らげてしまった。

 お腹はまだ空いてる。

 丼ぶり1杯分でもラーメンって麺だけだとそんなに多くない事を実感しているふと思った。

 スープ飲み干せば良いんじゃない。

 当然私はわかっている。ラーメンの塩分の大半はスープであることを。

 スープを飲まなければ少なくとも塩分は大幅にカット出来ることを。

 しかしこうしている間にも腹は減る。

 そして腹が減ればラーメンのスープ以上の塩分とカロリーを求めてしまう。

 そう自分に言い訳がましくそれっぽい理由をつけて丼ぶり1杯分のスープを口の中に流し込んだ。

 翌日少しだけ顔が浮腫んだ。

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