凡人少女の超日常録

第8話 未来からのメッセージ①

ルーズリーフに記されていた日記。次のページの日付は、前のページより１年ほど後になっている。

今日は、特に何もなし。一ページ飛ばして書きそびれた部分があったので、勿体なくて使うことにした。

現在の状況としては、ひたすら塾の宿題が忙しいと言うしかない。

そのくせ担任は課題を積み上げやがるのだ。タブレットが配られたお陰で幾分楽になったものの、嫌なものは嫌。

去年の担任もいい加減っちゃいい加減だったが、今年はまたさらにいい加減なので、溜息吐くほかなし。

去年の日記を見返してみたが、まだまだ楽観的に生きられてるな、と安堵する。

最近はまっていることと言えば、脳内で妄想をすること。変人であるのは変わりないが、世界五分間前仮説的なものがあるのかとか、所謂ブラックな話を考えまくっている。

しかし、そのお陰で授業を聞き逃すのだが。

とにかく、私の頭は悪くないらしい。授業を全部は聞いていないのにテストは割といい点が取れる。模試も、上位に名前が載るくらいだ。

このまま楽観的に合格できたらいいのだが。