中国へ

日本海の上、一つの航空機が香港国際空港へと向けて飛行している。

時間は深夜、黄河中央防衛協定との同盟を結ぶため、東方解放前線の複数の司令官の中から一人を香港へと送りその交渉をこちらからするのだ。

相手からどのような要求が来るのか、またこちらからどのような提案をするかで話が

どちらに優位に傾くかが決まる。

そしてその司令官を護衛するメンバーが6人ほど同行するのだが...


「...おい、交代の時間だ。」

目が覚めると、同じ護衛メンバーの人が起こしてくれていた。交代交代で護衛を続行するため30分ごとに仮眠を取っているのだ。


「ん?、ああ、もうう30分経ったのか?わかった。」

一応エナドリなども使ってやった方がよいのではないかと思ったのだが、その後に力が入らないとなると急に対応するのが難しくなるため交代交代でやることになっていた。起こしてくれた人はまた30分の仮眠を取り、こちらは航空機の外や周囲を警戒する。


そして、今私の目の前にいるのが司令官の人だ。

四月一日と書いてわたぬきと呼ぶらしい。普通にキャラメイクが得意だったのかもしれないが、キャラのフォルムが良く綺麗に見えてくる。ついつい視線がそちらの方へと向いてしまうのだ。


若干見惚れていると、その人がこちらを見てきた。

「貴方がニコライから送られてきた子ね…」と妖艶な声で話しかけてくる。


見かけより若干声の印象が違ったのはちょっと驚いたが、冷静を保って話しかける。

「あ、はい。睡眠が十分でなくても大丈夫でしょうか。この後着いたらすぐに会談するはずですが...」


「ええ。でも私はショートスリーパーでね。あんまり寝てても不安なのよね。あと、あなたたちがこうやって頑張ってくれてるのに私は呑気に寝てるなんて失礼だわ」

しっかり頑張ってくれるの評価してくれるのはありがたい。


「いえ寝ておいてください。いつ襲撃されても私たちがお守りしますので。」


「あら、じゃあお言葉に甘えて寝させてもらおうかしら」

と彼女はコートで顔を隠し寝てしまった。

でも余裕を余している感じで何が来ても大丈夫そうだ。


「護衛するときはサイドアームをインベントリから取り出してホルスターに入れてかくしておけ。インベントリから取り出すよりも手間がかからない。あと、近接武器などもすぐに取り出せるような状況にしろ。天音の持っている刀のようにな。」

このゲームには装飾品でホルスターがあり、そこにあらかじめサイドアーム

(拳銃など)を入れておけばすぐに引き抜くだけで取り出せるということだ。

相手が近すぎて拳銃では危ない時は、今自分の腰に差している日本刀のようなものをすぐに取り出せる位置にしまっておいて、戦闘になったら近距離戦闘では相手は咄嗟の攻撃には対応できずこちらが優位になる。


さらに、護衛するときにライフルなどの高威力の物を使わないのはそういうものを常時持っていると周りの警戒心も強く、社会的なイメージによる問題もある。

そういうこともあり、現実世界などでは小さく威圧感を与えないサイドアームなどが主にテロリストなどの武装勢力が蔓延るイタリアなどで使われているのだ。


雲一つない夜が見える窓をのぞき、眠気覚ましのコーヒーを飲んで息抜きをする。

「香港まであと一時間。」


===============

はい、

コロナウイルスで激執筆が遅れて申し訳ない..まあまあ前にちゃんと睡眠できてなかったから風邪がうつったんでそれ以降はしっかり

10時前に寝てます。あと手洗いうがいなどできることもする!

文字数が都合によって激少なくなっておりますのでそこはご愛嬌で。

なるべく更新早くできるように頑張ります!


P.S 以前のコピペミス水増しは完璧な作者のミスです、すまねえ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る