一行目から心を奪われました

「ケチャップライスに旗を立てないと罰せられる」という、その一言で「今までに読んだことない世界観!」と、一瞬で物語の世界に引き込まれました。

 どんどん想像力を引きたてられるセリフや設定が登場し、短い話の中でもすごく壮大な世界観が広がっているように感じられます。

「ケチャップライスに立てられているのは日本の旗だけ」とか、「そう言えば、世の中は本当にそんな感じだ」と、ハッとさせられる瞬間もありました。
 昭和レトロな雰囲気のあるオムライスの旗という代物は、実は敗戦国である日本が諸外国に対してひそかに反撃していた象徴だったのではないか。
 そんな色々な想像力を刺激され、すごくいいものを読んだと感じさせられました。

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