異界からの小説。


 初夏。くねくねの観察にやってきた二人の人物。

 理由はテレビ番組で特集されていたから。

 その後に起こることは正気を保っていた間の話……理解を置いていく短編。



 世界観を共有する作品群というものがある。

 この作品はそのうちの一つなのか、何かの続きか番外編なのかとも思ったのだが、そうでもないのかもしれない。

 単発であるか続き物であるかは、些事というか……大体はタイトル「デスくねくね」のインパクトに引っ張られるからだ。

 内容はというと、
 
 音もなく忍び寄り、痛みなく一撃を与えて去っていくような、カマイタチのような作品である。

 読んでみればきっと「なんなんだよ……」と思うはずだ。

 デスくねくねだけではなく、作中のすべてについて。