人災の責任について。
- ★★★ Excellent!!!
マスクなしで病院に出向いたら、何の変哲もない使い捨てマスクを1枚200円で買わされた。
気持ちは分かる。でも本当にそうしなくちゃダメなのか。
この問題、あなたならどう答える?
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作者の意見に賛同するか、反対するかは読む人によってだとは思う。
ただ一つ、自分なりに思ったのは「こういったセンシティブな話題に対して見ない振りをするのは、後々物凄く厄介なことに繋がるのではないか」ということだ。
マスクの件に限らず、こういった複雑な問題というのは、ほとんどの場合、以下の2つの要素を含んでいる。
1つは、決まりはそれを作った人と、それを知っている人にだけ微笑む性質を持つということ。
もう1つは、お金で買えないものを守るためにお金が要るということ。
これらの点が、人の感情や銭の勘定とない交ぜになって、様々な衝突を招いている。立場や知識量によっていくらでも意見が変わる。
その最たる例が「人災」である。仮に可能性がごく低い問題が発生した時、どこがその責任を負うのか、ということだ。
当人か、組織か、環境すべてか。当然誰もが「私(達)が悪かった」なんて言いたくない。
その時「決まり」と「義憤」がぶつかり合うことになる。ニュースなどで何度も見てきた光景だろう。
作者は身近な、共感しやすいセンシティブを提示されたように思われる。
自分の意見を振り返る良い機会だった。