ピアス
on
ピアス
月がらんらんと輝き、それに怯えた鳥達が、身じろぎもせず息をひそめる夜。
私は、どこへ行ってもその引力から逃れることができない。
「こっちにおいで、早くおいで。」
目が合うたびにそう囁くあなたが、私をそちら側へと誘っている。そのせいで、身体は疲れているはずなのに、目が醒めて眠れない。何度寝返りを打っても、カーテンの隙間から長く細く差し込む月明かりが、私を捉えて離さなかった。
「こっちにおいで、早くおいで。」
せかされるように冷たいベッドを這い出し、カーテンを開け放つ。窓から入ったそよ風に少し細めた目の前には、夏の星をも凌ぐ光で、こちらを覗き込む月があった。蝋燭の炎のように淡い色なんかじゃない、あんまりにも冴え冴えとした白銀の光。その先にあるのは永遠の安寧か、恒久の苦しみか。でも、そんなことどうでもよくなるくらい、この月に惹かれている自分がいた。どうあがいても人間の力じゃ適わない圧倒的な存在。これの前じゃ、私も、私を”私”と仕立てる誰かも、皆同じように無力で同列だ。
「こっちにおいで、早くおいで。」
そうだ、こんな私、殺したっていいじゃないか。ただ傀儡になって、どこかでそれも構わないと思って、意思を持つ努力もしない、弱さの塊のような人間。どうせなら、太陽に焼き殺されるより、こんな不気味な夜に、月に吸い込まれて、元々なかったかのように死にたい。
また、私の頬を撫でるように吹いた風が、私を窓辺に誘う。ここはマンションの五階、きっと、文句なしに、ちゃんと死ねる。
もういいだろう。きっと、私がいなくなっても、誰も傷つかない。傀儡の代わりなんていくらでもいるから。私だって、これから悲しみを迎えに行くわけじゃない。ただ、もといた場所に戻るだけだから。皆が幸せになれるから、これが最善策に決まってる。
「こっちにおいで、早くおいで。」
窓枠に足をかける。ワンピースからむき出しになった、骨と皮だけのふくらはぎが、緊張で震える。だけど、迷いはなかった。右足を宙に浮かせる。もうすぐ行くから、その大きな体で私を抱きしめて―――
そのとき、図ったかのように鳴り響いたのは、チャイムの音だった。
足を部屋の中に戻し、インターホンを素通りして、無言で鍵の掛かっていない玄関を開ける。
「月が綺麗だね。」
頼りない廊下の照明に照らされて、君はそこにいた。ださいせりふは自分で言ったくせに、「へへ」と恥ずかしそうに丸い頬を動かして笑う。そのあとに、きっと世界の汚いところなんて全く知らないんだろう、優しい口調とあどけない微笑みを浮かべた。そのくせ私をこんなになるまでほったらかしにして、やってることは随分大人。私は、さっき、月に吸い込まれようとした、あの瞬間でさえも、君がこうやって助けに来ることを、どこかでずっと想定して、それが分かっていて、あんなことをしていた。
勝手に飛び降りようとしたのは私なのに、君の姿を見ただけで、「遅いよ」と言いたくなる。体の蛇口が開きっぱなしになったかのように、涙が落ちて、止まらない。私にとって何者でもない君は、君にとって何者でもない私の頬に指を添わして、そのしずくを拭った。たった数センチだけ触れた指先の温度で、ぼろぼろになった心が切なく疼く。どうして、どうして君はそんなにあったかいの。君の手を取って、腕を引いて部屋に引き入れ、私からキスをする。少しでもいいから、君の温もりを、私にもちょうだい。君は一瞬だけ目を見開いたけど、すぐに身を屈めて私の好きなようにさせてくれた。触れているところだけが、痛いくらいに熱い。スニーカーを足だけで乱暴に脱ぎ捨てた君と私は、足早に歩みを進めた。
「見られてるの、嫌だな。」
君は寝室の窓の前で私を抱きしめ、片手でカーテンを閉める。そうしたらもう、この部屋の明かりは、君の、水気をまとって光る瞳だけになった。それだけを、私はずっと見つめ続けていた。君もまた、同じように。
昼にも夜にも居場所がない私は、君の手を借りて、その先の闇の、もっと奥の方へと進んでいく。それを望んだのは、他でもない私自身だった。
私が住むとされる世界は、一見きらびやかでとても美しい。でも、人並外れた魅力を持つためには、それに見合う人並外れた労力が必要だった。
そんな世界に私が足を踏み入れたのは、私じゃない他人がそうさせたことがきっかけで、自我を持って、ここが私のいるべき世界ではないと気が付いたときには、もうすべてが手遅れだった。私の手足はがっちりと十字架に縛り付けられていて、そのままでいても、鎖が肌に食い込んできて痛いし、逃げようともがいたら、その分擦り傷だらけにならないといけない。
どっちに転んでも地獄には変わりがなくて、それならもういっそ、死んでしまえたらいいのに。そんなことを考え続けて、例えば今日の月みたいに、現実感のないものを見たとき、私もそっち側に連れて行ってと願うようになっていた。これまで、私が生まれてから今の今まで向き合ってきた全てを白紙に戻してしまいたかった。体の表面にこびりついた、大人になる前に知ってしまったよくない事や、愛想笑いのくせとか、そういうものを全部取り払ってくれる、絶対的な力に抱かれたかった。
いつのことだったか忘れてしまったけれど、確かあの日もそよ風が気持ちいい、満月の夜だったと思う。深夜、街をふらふらとほっつき歩いていたとき、突然目に入ったのが、公園のベンチに座って、夜闇をぼんやりと眺める君だった。
「水飲む?」
「…んーん。だいじょうぶ。」
「そっか。」
狭いベッドに二人で入るから、熱気がこもって、布団もいらないくらいの温度を感じる。君は背中を向けた私を後ろから抱きしめて、そっと耳たぶを食んだ。
「いたっ…」
本当は唇で優しく挟まれただけで痛くなんかない。だけど何となく身を捩って君の体を離そうとした。そうすると君はもっと私をぎゅうぎゅうと抱きしめて、胸の中にしまい込むようにした。
「今日はみっつ、ついてるね。」
暴れても力の差でしょうがないから抵抗することを諦めて、大人しく君に包まれることにする。他人が言う”お母さんの中にいるような安心感”っていうのを、私は感じたことがない。でも、君がこうやって私を小さくして抱きしめて、私もお腹に回された腕にそっと触れるとき、ふと、それはこんな感覚なのかもしれないと思うことがある。ここにいたら大丈夫だって、何の障害もなく体の力を抜くことができる場所。君が執拗に耳たぶをいじるから、私は振り向いて目を合わせた。くりくりした薄茶色の瞳には、クマがひどい私以外の何も映っていない。見つめられたらそのままいつまでも見つめ返してくるところなんかは、子供以外の何者にも見えないのに、私を組み敷いたときに、どこか泣きそうなそぶりで静かに歯を食いしばることがあったりして、それなりに他人に明け渡せない過去があるように見えることもある。
私達はただのふたりだ。それに名前はない。だから、そういうことを、全身を切り開いて洗いざらい白状する必要なんてない。君の知らないところがある代わりに、私も言わない何かを持っている。多分、それがちょうどいいんだと思う。
君で湿った耳たぶに触れる。今日はみっつ、と言ったそれは、突き刺さっているピアスのことだった。本当はそれがよしとされない場所で生きているけれど、どうしてもやめられないのがこれだった。最後の抵抗、みたいなものかもしれない。あなた達が操っている”私”には、こんな穴がいくつも開いてるんだから。大事に大事に扱っているつもりでもね、完璧に綺麗な”私”なんていないのよ。
死んでしまいたいと思うようになってから、私はよく、ピアスを開けるようになった。それは多分タバコと同じで、自分を慰めるために、やったら楽になれることではなく、やらなくてはならないことだった。死にたい、死んじゃいけない、生きてる証が欲しい。そう思った次の瞬間には、手近にあった安全ピンをロブに突き刺していた。それが始まりだった。予想していなかった痛みと、気持ち悪い異物感、かすかに垂れる血が指先をつたって腕に落ちていく。おかしいことは分かってる。だけど私はそのとき、確かに生きてることを実感していた。”私”じゃなくて、私。”私”には許されないことをしている、今、赤い血を流しているこれこそが、私。
定着する穴もあったし、塞がってしまう穴もあった。だけど、毎晩、ほんの少しだけでも家に帰る時間があったら、私は開いている全ての穴にピアスをつけた。ひとつ残らず、シルバーのピアスをつけると、”私”が決して身に着けない、私だけの重みをまとうことができる。それこそが私をこの世界に繋ぎ止める重石だった。
君と出会って、ピアスを開けることはほとんどなくなった。今は君が、私をこの世界に引き留めてくれるから。だけど君が、あんまりにも執拗に耳を触るのがくすぐったくて、こうして数個の穴にはピアスを通すようにしている。そうすると今度は、こうやって色んな手段で耳を触ろうとしてくるのだった。どうしてこんなに耳に執着するんだろうと思ったことがないわけではないけれど、それもまた、私達がただのふたりであるために必要な沈黙なのかもしれない。
「ねぇ、こっち見て。」
少しだけうとうとしていた。基本的に眠れない私が唯一目を閉じることができる場所を、君は知っているから、こういうときに声をかけてくるのは珍しいことだった。億劫だったけれど、硬い胸から顔を上げると、そこには、いつもと同じように、まっすぐこちらを見る君がいた。
「どうしたの。」
こちらの問いには答えずに、穴が開くほど私を見つめたあとに、片手を自分の耳にあてる。無造作な分厚い髪の毛に手を突っ込んで、そのあとに出てきた拳に握っていたのは、ゴールドの三日月のピアスだった。
「ピアス、してたんだね。」
「うん。」
そう言って君は、私の耳たぶにもう一度キスをして、一番下のロブから、元々ついていたピアスを外して、それをつけ直した。君の体温が残った金属が、みっつのピアスの中で特別熱くなる。他のものと大きさは変わりないのに、まるで心臓のような存在感だった。
「くれるの?」
「うん。」
そう言って、元のシルバーのピアスをこちらの手に押し付けてくる。それじゃああまりにそっけないから、私は受け取ったそれを持って、君がピアスを外した左耳に触れた。
「私のもあげる。」
髪をかき上げると、そこにはたった一つだけ、小さな穴が開いているのが見えた。私が開けたわけじゃないのに、他には傷一つない耳に異物を入れるのに多少の抵抗感を覚えたけど、同じように耳たぶにキスをして、ピアスをつける。一番下についていたそれだけが少し特別で、立体的な羽のモチーフだった。ちょっと可愛らしいけれど、くすんだ色合いだし小さいから、まあ大丈夫だろう。私より身の詰まった肌に収まったそれは、つけてみれば案外、くすみ具合が力強い雰囲気で、なかなか様になっていた。
「ありがと。」
「いきなり、どうしたの。」
「…べつに。」
もう寝なよ、朝が来ちゃうから。
そう言って君は私を元のように胸に閉まって、頭を撫でてくれた。朝が来ちゃうから。その言葉は、君がよく使う言葉だった。こんな日は、朝になっても起きることはまずない。朝から逃げるように目を閉じて、もう一度夜が巡って来るまで、太陽に背を向け続ける。それは、たったひとつだけ、私が知っている君のことだった。私と同じで、君も、昼にも夜にも居場所がない。ただその裏にある暗闇だけで、ゆっくり息を吸うことができる、悲しい人間。子供っぽい一面を持っていたとしても、この人だってきっと、私と同じで、現実じゃ死んだ目をしている。だからこそ、私はこの人を温かく感じるし、この人も私を訪ねてくるんだろう。いつ終わるかわからない、私達の曖昧な関係。世間的に見たら最悪でも、そんな世間を憎んでいる私にとって、この時間は、生きるための酸素みたいなものだ。
私は深く息を吸って、君の胸に顔をうずめる。ほのかな肌の匂いが私を包んで、毛布のように体を温めてくれる。長く続いた、わたしの煩わしい世界に、ようやく夜の帳が降りていく。
誰もいない、大海原が見える夜の砂浜。
寄せては返す波が、私も一緒に連れて行ってくれないかなって。
逃げるように、じゃない。終電に飛び乗って、地名も分からない終点で降りて、ここまで本当に逃げてきた私は、これからどこへ進めばいいんだろう。”私”に乗っ取られることを拒んでいたけれど、やっぱり少しずつ、知らないうちに私は”私”に浸食されていた。だってほら、その証拠に、どうしようもないこの状況を目の前にしてもなお、何をするべきか、これっぽっちも分かんないんだから。考えようにも、考える方法すら、思い浮かばないんだから。
でも、何となく予感はしていた。多分、ここもすぐに嗅ぎつけられて、大人達が私を連れ戻しにくる。そしてまた、これまでと同じように、私を傀儡という名の玉座に座らせるつもりだろう。謝罪とか弁明とか、別に私がしたくもないことを”私”にさせて、何としてでも”元通り”にしようとするはずだ。
だけどもう、そんなの、うんざりだった。傀儡になること、人生を賭けてそれを淘汰しようとすること、眠れない夜を積み重ねること。全部全部、これっぽっちも望んでいなかった。傀儡として生き続けて、何が私なのか分からなくなった私の望みが、もしも言葉にできるとしたら、それは、ただ毎日、明日の気配に怯えることなくゆっくりと休める場所が欲しかった。ただそれだけだった。どうしてそれさえも叶わないんだろう。私が、悪かったのかな。たったこれだけと思っていることでも、私にとっては、身の丈に合わない願いだったから、こうやって報いに襲われているだけなのかな。
そんな私なんて、やっぱり、殺したっていいじゃないか。
必要ない存在で、他にも代わりなんて沢山いて、本来、私を一番求めるべき私でさえ、自分の人生なんて、もううんざりだと、望んでいないと、そう思っているんだから。
ゆっくりと立ち上がって、カーテンのような生地の白いワンピースを叩いて砂を落とす。この世で被った、泥のような疲れと焦燥、辛さ、痛み、そういうものも一緒に置いていければいいと思った。
前を向いた。見たこともない土地の、夜の海。覚えがないからこそ、特別な思い入れもないし、案外すっきりとした気持ちで向き合うことができてる気がする。ばっしゃん、遠くの方で、テトラポットに波が乗り上げる、激しい音がする。それは私がいる砂浜の波打ち際にも迫ってきていた。サンダルの足を進めて、そこまで歩みを進める。やっぱり爪先に触れた海水は、冷たく暴力的で、かかとから、私を向こうへと連れて行こうとした。
きっと、あと数歩で、私は死ねる。かねてからの望みが、ようやく叶う。後悔なんてない。だってこれは、他でもない私の願いなんだから。
一歩、ワンピースの裾が水に浸かる。体が重くなる。
二歩、波が来て、ふくらはぎまでを攫って行く。ずぶずぶ、足が沈んでいく。
三歩、四歩、かかとで踏みしめる砂の感触がなくなる。
そして五歩、六歩、七歩進めばきっと、息が出来なくなって、そして私は―――
―月が綺麗だね―
「…っ…」
ばしゃばしゃと、遠くで水を蹴る音がする。俯瞰しているつもりになっているけど、他でもない私がそうしているのだった。
足先さえ水に触れない場所まで戻ってきて、ぱたりと倒れ込む。湿った布に砂が付いて、白い生地に汚れが広がっていく。
自分のやっていることが信じられなかった。死にたいと、毎日思ってここまで生きてきたはずだった。そしてそれを止める人なんて誰もいないはずで、私は孤独だったはず、だから死にたかったはず、なのに。
ほとんど無意識に手を動かして、右の耳たぶに触れた。本来外の世界で、私がこれをつけることは許されていない。だけど家を飛び出すときに、玄関先に置いてあったこれだけ、掴んでつけた。モチーフの輪郭に指を添わせる。食べられたみたいな、不完全な円が、そこには佇んでいる。
君の、三日月のピアス。
もう、君はいないのに。
二度と会えないのに。
どうしてこんなものだけ残して、いなくなっちゃったの。
中途半端に、私を生かさないでよ。
たったひとつのピアスなのに、これが、私をこの世に縛り付けてる。
だってこうやって、触れるたびに、君の声が、私に期待をさせるから。
また、引き留めてくれるって、抱きしめてくれるって、胸の中で眠らせてくれるって、そう、思っちゃうから。
たとえ離れても、もう一度巡り合えるなんて思って、
生きる希望を、見出してしまうから。
死にたいよ。逃げたいよ。終わらせたいよ。
でも、
君に会いたいよ。声を聞きたいよ。
そのために、生きていないといけないんだよ。
もう元の私には戻れない。君と出会う前の私には。
二度と会えないのに、無責任な希望だけ残して、地獄のような世界を歩く靴だけ、私に与えていって、
きっと、生きろって、何度も言ってるんだ。
でも死ねなかった。その傷だけが、じくじく胸の中で疼いている。だから私は、胸についていたブローチを外して、左耳の軟骨に針を突き刺した。
「い”っ」
そのまま針を閉まって、痛みに耐える。下を向いたままだったから、耳の穴に、生ぬるい血が流れ込んでくる。
死に損ないのでくの坊。それが私の、死ねない私の、怯えながら生き続ける私の、哀れな醜い真実の姿だった。
多分これからも、私はこうやって生きていく。この、君の三日月のピアスをなくして、その記憶さえも失うときまで。でもそんな時が来るのは、一体どれだけ先のことなんだろう。だから私はきっと、これからも、こんな無様な姿で、生かされていく。何も知らない君に。きっと私より先にそこへたどり着いた君に。
もう一度、右の耳たぶを触る。何度、このへこみをなぞっただろうか。
ねぇ、君がくれた三日月のように、
私達はいびつだったよね。
だけど、昼にも夜にも居場所がない私達にとって、抱きしめあって眠る闇の中は、間違っていたのかもしれないけれど、幸せだったよね。
もう寝なよ、朝が来ちゃうから。
聞こえないはずの声が聞こえた。最後にこれを言った時の君は、どんな表情だったんだろうか。
引きずり込まれるように、どろどろとした眠気がせり上がってくる。寝心地は最悪だけど、多分、私は明日も目を覚ますんだろう。
鼻で空気を吸う。望んでいたのは君の肌の匂いだったけれど、少しだけ砂が鼻腔に入ってきただけだった。泣きそうになって、でもその前に、私の意識は刈り取られた。
波は、二度と私に触れてこなかった。
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