第3話 魔獣と彼女

「グァー!!!」


すごい声が聞こえるほうへ向かうと、巨大な物体がいた。


「あれはやばい。」


本能的にこの生き物には近づいてはいけないと脳内で警笛をならいしている。


「早く逃げなきゃ。」


大きな物体から逃げようとしたとき、


「はっ、くらいなさい。」


その大きな物体と戦っていた女の子がいた。

その女の子は同い年のくらいに見える。

背は俺より低く、整っている顔に金色の神にブルーの瞳。

綺麗さと可愛さを兼ね備えた美少女だった。

「グッギャー!!!!」


女の子は、剣で舞うように攻撃を行っていた。

その姿はとてもきれいだった。


「綺麗だ。」


ほんとうに綺麗な剣捌きだった。

先ほどまでのプレッシャーが霞むほどの衝撃だった。


「なにものなんだ。」


女の子の剣捌きに見とれていると


「くらいなさい。」


目にもとまらぬ速さで、大きな物体を切り付けていく。


「はぁ、はぁ」


息を上げながら、大きな物体は倒れていった。


「そこに誰かいるの。」


女の子はこちらに向かって話しかけてきた。

そのとき、大きな物体が女の子に向かって、紫の霧をふきかけていた。


「あ、あぶない!!!!」


「え、きゃー!」


女の子に紫の霧をかけられてしまった。


「大丈夫か」


女の子は霧をもろに受けてしまい、


「くぅ、こんところで。。。」


女の子は霧の毒にやられたのか、気絶してしまった。


「どうしよう。この辺りに他の人なんて、俺がなんとかしないと」

くそ、何の記憶もない俺に何ができるんだ。

なんで、女の子一人も救えないんだ。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

なんとかしてやる。なんとかしてやる。

。。。。。。


そのとき、毒の霧を吐き終えた大きな物体が倒れる音が聞こえた。

その瞬間、全身に激痛が走り、脳内にすさまじい情報が入ってくる感じがして、激しい頭痛に見舞われる。


「おぇー、なんだこれ。俺の過去。。。」


転生前の俺の記憶と前世の俺の記憶が同時に蘇ってきた。

そして、


「神眼鑑定」


なぜだか分からないが「神眼鑑定」が使えるようになったことが分かった。

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薬王と剣姫 @yumiuta

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