付与術士は追放されませんでした　～追放しなかった勇者パーティーの物語～

（なろう、カクヨムで掲載しています）

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「追放するなら俺は勇者を降りる」

　僕は追放されるはずだった……。

　この世界でのいわゆるハズレ｜役職《ジョブ》『付与術士』を手にした僕（シュン）は追放されるはずだったが、勇者コウタさんの一言で追放を免れた。
　僕たちは召喚された四人で勇者パーティーを組む。
　仲間たちだけが知っている、僕のスキルはハズレ｜役職《ジョブ》なんかじゃいと。
　チートバフにチートデバフ、仲間たちは気づいている。
　むしろチート｜役職《ジョブ》なのだと。
　だけど、僕は気付かない……。
　
　追放されるはずだった付与術士とその仲間たちが繰り広げる異世界ファンタジー開幕――。