第6話 初戦


 こ、今回こそ登場キャラ増やしていきます!…ます!w


——————————————————————

 「学生証などの年齢を提示できるものをお願いします。」


 「はい」


 探索者協会の受付にきた慧と蓮斗は早速登録を始める。


「確認できました。これで登録は完了です。では、探索者についてをまとめたガイドブックになりますのでこれにしっかりと目を通しといてください。そして、こちらが探索者のライセンスです。」


 そう言って手渡されたパンフレットとライセンスを手に持ち、端っこの方へ移動する。そして、パンフレットに目を通す。


 (なるほど、調べてた通り上からS、A、B、C、D、E、Fってあって最初はみんなFからなんだな。そして武器とかは入り口のところで借りることも可能と。)


 「そんなん俺が途中で教えてやるから早く行こうぜ!」


 「ちょ、おま…」


 パンフレットを待ってを遮り、蓮斗が慧の引っ張る。その時…


「あーーー!!やっぱりここにいた!」


一人の少女がこちらに向かって走ってくる。

 

 「げっ、綾乃…」


 「蓮斗!いつもいつもほったらかしにして!今日こそは付き合ってもらうからね!」


 彼女の名前は斎川さいかわ 綾乃あやの。蓮斗の彼女だ。


「今日という今日は付き合ってもらうんだからね!君月くん!蓮斗連れていってもいいよね?」


 (あ、圧がすごい…)


「も、もちろん。いくらでも持っていって」


「裏切り者ぉぉぉ!!」


叫び声をあげながら去っていく二人。ふと周りを見てみると周りから怪奇の目で見られていたため慧は逃げるようにその場から離脱した。

 

(まあ自分のペースで行きますか…)



 そして、この探索者協会の近くにある門へとやってきた。このゲートにあるバベルはまだ完全には攻略されてはいないものの低いそうなら比較的安全で初心者には人気がある。入り口で武器をかりた慧は早速門を潜ることにした。


 体が少し浮くような感覚、そして視界が一瞬真っ暗になったとおもったら突如として目の前が何かの建物の中のようになっていた。


 (今のは転移魔術…それもかなり高等な部類の…一体何者が?いや、まあ今はそれは考えなくていいか)


 「それにしても大きな通路だな」


 目の前にはいくつもの枝分かれのある通路があり、地図とかがなければすぐにでも迷ってしまいそうだ。慧は先ほど入り口で配布されていた地図を広げ、次の階層へと繋がっている道を進んだ。


 「んー今のところは何もないな」


 10分くらい歩いたにもかかわらず特に何も起こらなかった。その時…


 カラン…


 何か石が転がる音がした。その方向は目を向けてみると___________


 「コバルトだ!なんか懐かしいな…向こうと姿は同じなんだね」


 狼のような体を2回りほど大きくしたような生き物が一体、通路を曲がった先にいた。もちろん超越者だったころはコバルトなんて何体いようが対処することは造作なかった。だが、今は貧弱なそこらへんにいるような高校生ということを忘れていた慧は少し気が抜けていた。


低く唸ったコバルトが飛びかかってくる。その爪を剣で受け止め、相手が体勢を崩したところを切ろうとしていたが…


「おもっ!」


 予想以上に重いコバルトの攻撃に体が少し後ろに飛ばされる。


 「いたたたた…やばっ、そう言えば筋力も落ちてるんだった。油断してたら普通にやられそうだな」


 そして、しっかりと気を引き締め直した慧はしっかりと剣を構え直す。


 

——————————————————————

 ☆☆☆やフォローで応援してもらえたら嬉しいです!書くモチベになります!!!


報告 少し設定変えました! 門を潜ると一つ同じの空間に繋がってるってことにしてたんですけどどう考えても人が入り切らないと思ったので門一つ一つに空間と塔があるという風にしました!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

超越者達の憂鬱〜転生した超越者はその権能で全て撃ち砕く〜 @yoruka12345

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ