異形の者たちとの邂逅によって、主人公は非日常の魔の戦いを知る
- ★★★ Excellent!!!
主人公の男子高校生吉岡悠馬は、毎晩同じ悪夢を10日間も続けて見ていた。
そんな時、転校生の魔使恵(まつかいめぐみ)がやって来た。彼はプラチナブロンドの中性的な美形で、クラスメイトが話しかけても言葉ではなく頭の中に直接彼の声が届くという異様さがあった。
その日の放課後、悠馬は化け物に襲われる。右手がずたずたになり激痛を感じながらも悠馬はは不思議と「楽しい」気持ちが湧いた。平凡な毎日を生きるよりも命を賭けた戦いのある日々を欲していた自分に気が付く。
だが、化け物に攻撃され、ついに殺される、と思ったところへ、助けに入ったのは魔使恵だった。
感想:魔使恵の強者感がすごい!読み進めて行くと、彼のお供には悪魔の名前の者たちがいることがわかり、そういった異形の者たちを接触して主人公悠馬が充実感を感じるところが、悠馬もまた普通の人間ではないことがわかる。
魔使恵の助手として、そして目、として悠馬は壮絶な血みどろのバトルシーンを虚ろな瞳に映すことになる。
すごい現代ダークファンタジーです。オススメです🌻🥀