個人的には純粋な脅威として描かれている魔使くんが魅力的でした。
早く魔使くんが従えている他の悪魔も見てみたいな、
とワクワクな気持ちです。
主人公の悠馬くんと、魔使くんと、ヒロインの茜ちゃん。
3人の主要人物が、それぞれの思惑とそれぞれの目的で動き
その糸がうまく結びつきながらも、独立した立場が保たれていて
ちょうどいい距離感でストーリーが進んでいっているなと感じました。
三者三様なキャラクターで、彼らはいったい何者なのかとても気になります!
最後には各々のゴールに行き着くといいな、と思います。
主人公たちは学生なので舞台は学校がメインなのですが、
「七不思議は強大な怪異たちが起こしているものである」という
解釈にとても興味を惹かれました。
自分たちの身近にある、ほんの少しの違和感も、もしかしたら……?
と想像してしまうようなお話です。
ちょっとしたことで世界はひっくり返ってしまうかもしれない、
そんな不安と期待が入り混じった世界観に引き込まれました。
悠馬くんはこの世界で、どのように生き抜いて
どのように戦い抜いていくのか楽しみです。
重い流れもありますが1話1話が読みやすい量にまとめられていて、
しかしながら! 続きが気になるのでなかなか止められません。
読み進めるごとに謎が深まっていきます。
これからの更新が待ち遠しい、そんな作品です。
主人公の男子高校生吉岡悠馬は、毎晩同じ悪夢を10日間も続けて見ていた。
そんな時、転校生の魔使恵(まつかいめぐみ)がやって来た。彼はプラチナブロンドの中性的な美形で、クラスメイトが話しかけても言葉ではなく頭の中に直接彼の声が届くという異様さがあった。
その日の放課後、悠馬は化け物に襲われる。右手がずたずたになり激痛を感じながらも悠馬はは不思議と「楽しい」気持ちが湧いた。平凡な毎日を生きるよりも命を賭けた戦いのある日々を欲していた自分に気が付く。
だが、化け物に攻撃され、ついに殺される、と思ったところへ、助けに入ったのは魔使恵だった。
感想:魔使恵の強者感がすごい!読み進めて行くと、彼のお供には悪魔の名前の者たちがいることがわかり、そういった異形の者たちを接触して主人公悠馬が充実感を感じるところが、悠馬もまた普通の人間ではないことがわかる。
魔使恵の助手として、そして目、として悠馬は壮絶な血みどろのバトルシーンを虚ろな瞳に映すことになる。
すごい現代ダークファンタジーです。オススメです🌻🥀