言葉の持つ「熱量」と「力」にただ圧倒される

最初から最後まで「言葉」と言うものの圧倒的熱量とパワーにため息が漏れてしまいます。
悲痛さを感じながらも、それを全体に乾いた文章が上手く覆い隠している。
それでいて所々感じる圧倒的熱量に目が釘付けになってしまう。
そして、言葉の選択も非常に高度な感性を感じさせるもので、美文の洪水みたい……

私の大好きなミニシアター系のようなセンスとお洒落さ、圧倒的熱量を感じるもので、自信を持っておススメできる名作でした。

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