緻密な描写が、感情に訴えかけてくる

物語冒頭、その髪と唇の描写の対比、そして堰を切ったように話しかける(地の文で語られる)その様子に、読んでいるこちらも一緒になるような感覚。

この物語はしおりの死から始まり、しおりの妹かえでとの生活へと移っていく。これから「私」は何を語っていくのか。