概要
泰山木の花ひらきゆく銀河行き最終列車みあぐるやうに
第2回カクヨム短歌・俳句コンテストに参加してみました。
20首連作、楽しかったー。
4000年くらい未来の話。読んでいただけると嬉しいです。
20首連作、楽しかったー。
4000年くらい未来の話。読んでいただけると嬉しいです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!短歌でSF、SFで短歌
連作としての構成美というものなのか、舞台設定が極めて一貫している。
宇宙を飛び回って色んな星へ旅する人々。
銀河には不可思議の慣用句あり「地球の雲のやうに自由に」
のように科学技術の発展が新しい慣用句を産んでいる様は楽しい。
連作の良さはテーマや設定を共有している一貫性のみではなく、その順番が生む一種の「流れ」とそこからの「逸脱」であると思う。
ここでは四首連続して「猫」を詠んだ歌が並んでいる箇所がある。
その最初は
スカートの一部であつた黒猫が眸(め)を開く美しきコラージュのごと
という歌。
「スカートの一部であつた黒猫」とは多分黒いスカートに黒い猫がいるように闇色に溶け込んでいる様を描…続きを読む