人の形をした龍 龍の力をもった人 表裏の物語

見どころは神話のそれを思わせる世界観と設定
そこに根付いたバトルから、枝葉を広げていく人物同士の関連性
武器のネーミングセンスも好きな人は相当好きなヤツです

序盤は英雄叙事的語り口
神に等しい龍族の有り様と大きなスケールをもとに話が進みます
古木の幹のようにどっしりとしていて、そこにあるのは揺るぎのない世界観
ただ、主人公の価値観に関しては異質であり、それこそが話の根幹と思わせます

中盤からは人の側面、社会性が浮き彫りになり多様化
神だけの物語でなく、人の物語としての魅力を放ち始めます

完結済みではありますが、一段落といった展開なのでそこも期待です!

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