すごくおもしろかったです!
主人公・いづるくんは、「魔スコット・ガーディアン協会」のバイトで、悪い魔獣の駆除を手伝うことになります。
"協会"! "魔獣"!
わくわくすぎる設定と、読みやすい文章で、一気に読んでしまいました。
私が特に好きなのは、キャラクターたちがわちゃわちゃしている雰囲気です。
魅力的なキャラクターが多く登場するので、セリフのかけあいが楽しいです。
いづるくんと、パートナー魔獣・ネオリア。
2人(1人と1匹)の食欲旺盛なシーンも、毎回笑っちゃいます。
でもでも、怪異のシーンは怖く、バトルシーンは激アツです。
呪文を唱えたり、魔法陣が現れたりするんです…!
本編を読み終わると(私は同人誌で読みました)、第1巻完結、という感じですね。
最後はきれいにまとまっていて、しかも、これからの謎も残されています。
すごくわくわくして、「物語を作ること、書くことってすごいなあ」と改めて思わせていただきました。
今後は、続編を楽しみにしつつ、番外編を楽しませていただきます!
以下は余談ですが><
文月様の作品で、私は『みっくん』を最初に読んだので、そのイメージが強かったんです。
今作を読んで、
「こういう文章もお上手だ!!」
「ネオリアみたいなキャラも書くんだ!!」
「ホラーシーンこわい!!」
と、おどろきの連続でした。
文月様の創作の幅の広さを知れて、尊敬と同時に、とてもうれしくなりました。
素敵な作品をありがとうございました。
懐かしいあの頃を思い出させてくれる
そんな良作です
魔物や精霊の通り道が繋がった町で、主人公の少年いづると喋るウサギ・ネオリアが出会い物語は『再び』始まります
登場人物のディテールに優れており、複雑すぎず、しかしリアクションや言動が微笑ましく個性的で頭の中でぐるぐると動き回ってくれます
個人的に美味しそうなお菓子の描写と、付かず離れず、リアリティーのある人物関係がツボ
ホラーテイストもありますが、全体的に強かな可愛さに、嫌味の無いコミカルさ溢れています
言葉のチョイス、詠唱のセンスも独特のリズムをもっており、こんな町が本当にどこかにあるのでは? と期待してしまいますね
あとなんと言っても、タイトルが良いです
読めば読むほどこれだなってなっちゃいます
オススメ!