考察(シキタリについて)

ここまでユートゥンジについて怖い話を書いて来たのですが、ここら辺でシキタリについて整理したいと思います。

私が書いてる話は名前を変えたり、ちょっと怖くなるように変えてはいますが本当に聞かせて頂いた話です。

もちろん話に出てくるシキタリはちゃんと沖縄で信じられているものです。

地域によって誤差はあってもだいたいこのようなルールと考えてください。

沖縄に1度でも住んだ事がある方は分かると思うのですが、沖縄ってとても宗教色の強い地域なんです。

沖縄でシキタリって大切な物でいろんな事にあるんです。

ユートゥジ以外にもニービチ(結婚式)にもあるし、引っ越しとかにもあります。

引っ越しでいえば、新居に行く前に台所に味噌と米を置いておくシキタリがあります。


その中でもユートゥジに関するシキタリはとても大事にされています。

私もユートゥジ以外のシキタリを破った事はありますが、結局何も起こりませんでした。

でも私が話を聞いた人たちはシキタリを破って(猿のような何か)を見ているんですよね。

私はユートゥジのシキタリは破った事が無いので、もしかしたら(猿のような何か)はユートゥジに関するシキタリを破ったら出るのかもしれません。

まず沖縄でユートゥジのシキタリを破る事はありえない事ですから。


その(猿のような何か)が気になって調べた話がヘーガサーの民話なんです。

あの話は図書館の本から見つけました。

実はあの浦添の場所って自分の地元なんです。

あの話に書いてある※2.※3の名称を変えたのは、知っている人が見たらすぐわかってしまうからです。

ただ、今あの岩の下に閉じ込められた妖怪ってオオナマズの妖怪と言われてるんです。

地震を起こすオオナマズをお坊さんが閉じ込めたと言われていて、大岩の側にある看板にもそう書いてあります。

あの本には(猿のような何か)が閉じ込められてるって書いてるんですけどね。

ヘーガサーの治し方のシキタリもあの民話の通りなので、多分そのシキタリの由来話なんだとは思います。

また(猿のような何か)に対して、(シキタリ様)って書いてるのが気になりますよね。


新しい情報がありましたら、また考察します。


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話で調べるユートゥジ @naojapan

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